※別のところで書いていた読書記録を転載。
実際に読んだのは2022年8月10日くらい。
『木曜日にはココアを』青山美智子
タイトルにココアがついてたので購入。
ココア買いその1。
そんな軽い気持ちで買ったのに、予想外に悩まされた一冊。
多分私には合わんかっただけ。
必要性がよくわからないスピリチュアル展開に非常に戸惑った。
「こんなに分かり合えるなんて前世で〜だったのかも」くらいならともかく、
「前世で〜だったのだ(断定)」となると、え?これってそんな話なん?と。
思えば「赤い糸」やら「魔法(実際には媚薬だけど)」やら、そっち系に飛びそうな匂わせフラグはあったといえばあったけど…。
話のアクセントやらスパイスくらいに思っていたんだけどな…。
そっちに突き抜けるとは思わなんだ。
なんだか、人の温かさで繋いできたこの話でスピリチュアル入れてきたのは勿体なかったな、個人的に。
他にやりようはあったと思うし。
現実的なほうが、物語全体のリアリティが増して「もしかしたら自分にも、周りにも、こういう目には見えない人の温かい繋がりの奇跡ってあるのかも」って私も素直に思えたと思う。
前世だとかそういう設定、ラノベやティーンズ文庫なら私は大好物な設定だけどなぁ。垂涎レベルでw
というか、別にレーベル関係ないか。
話によるか。
スピリチュアル展開って両刃の剣じゃない?
奥行きがでて物語に深みがでるパターンもあれば、
え、いきなりそれやる?みたいな恐れもあるし。
私にとってこの本は後者。
この本についてこんな感想書いてるの私だけだろうなぁ。人気本なのにw
ガッツリ少数派で草生えます…。
10代か20代前半で読んでたら感じ方が違っただろうな。
本との相性はタイミングも大きいなぁ。残念勿体ない。
ただ、なんだかんだ言ってWココアさんがすごい好きなんだよなー。
ほっこりステキやん…。
(最後の手紙は色んな意味でココアさんすごいなと思ったけど。)
『月曜日の抹茶カフェ』も文庫本になったら買うかぁ。
大丈夫かなぁ。
▼同じく連作短編集。ミスリードもあり面白かった!