フーの日日是好日

小1・年中姉妹の育児・家庭学習・おうち英語・おでかけについて書いています。全体的にゆるめです。

【無印良品】『BGM23 Latvia』。まるでラトビアを旅しているかのよう。あまりに良かったので書き記します。

こんにちは。フーです。

昨日に引き続き、遅ればせながら先日の無印良品週間で購入した商品のレビューになります。

今回は無印BGMのCD『BGM23 Latvia』です。

無印のBGMが売られているのはご存じでしたか?店舗の一画にひっそりと置かれていることが多いので、なかなか目にすることないと思います。

しかしさすが無印、本格的なのにオシャレでキレイ目な曲ばかりです。店舗で聴くのと家でちゃんと聴くのとでは、また印象が違いますよ。そしてものすごく安い。

民族音楽今まで意識して聴いたことない人にもおすすめのCD、よろしければ続きをどうぞ。

 

と言いたいところなんですが、趣味ネタ書き始めたら段々興奮してきて、いつも以上に散らかっている、長ったらしい、好き放題いっている。

もうこの記事は自分及びラトビアに捧げることにしました。消すのも何だし。

続きは積極的には薦めませんが、民族音楽ってそんな良いもんなの?と思っていただいた稀有な方や、民族音楽好きな方、長いですが続きをどうぞ!

『BGM23 Latvia』 

無印商品のCD『BGM23 Latvia』です。

公式情報はこちら。

www.muji.net

ただの私の趣味です。私の音楽における三大嗜好は某ステルスメジャー、90年代ゲーム音楽、民族音楽な訳ですが(共感できる人がいたらほんとすごいと思うからあえて書いた)、このCDは民族音楽枠ですね。

民族音楽、興味ある人どれくらいいるだろうか?

まぁ民族音楽といっても、こちらは実際に無印の店舗で流れているものなので大分聴きやすいCDになっています。

店舗で意識して聴いてみるのがフルで流れているので一番確実ですが、無印のホームページでも短縮版ですが視聴できますよ。

 

ラトビアの簡単な情報

で、この『 BGM23 Latvia 』ですが、そもそもラトビアがどこにあるかご存じでしたか?恥ずかしながら私はヨーロッパのどこか真ん中辺りの小さい国、というくらいで全く知りませんでした。

調べたところ、バルト海に面した北ヨーロッパの国で、いわゆるバルト三国の一つです。首都はリガで、旧市街は世界遺産とのこと。確かにリーフレットに載っている写真見たけど美しい…!

ラトビアでは古くから歌や音楽とともに生活してきたとのことで、ラトビアの文化は歌や音楽なしには語れぬほど。また、旧ソ連に併合されていた時代にも、その音楽によって愛国心や民族意識を維持してきたらしいです。ラトビア人のアイデンティティーここにあり、といった感じですね。1873年から始まった、5年に一度開催される『歌と踊りの祭典』はユネスコ無形文化遺産に登録されています。

Yahoo!ニュースにラトビアについての記事がありました。

news.yahoo.co.jp

120万曲ってありますが、CDのリーフレットだと120万のテキストと30万のメロディという表記になっています。いずれにせよすごいなぁ。ラトビアにとって歌や音楽は、古くから大切に受け継がれてきたものなんでしょうね。

 

CD全体の感想

やっと本題。肝心のこのCDの内容ですが、結論からいうとものすごくよかったです。笛曲、弦曲、歌曲、バグパイプ曲がバランスよく入っていて、かつ曲調のバランスも良い。

前半は結構おとぎ話や童話的雰囲気で可愛く、優しく、穏やかな感じで癒やされるな~ほっこり気分~と思っていたら、中盤でバグパイプ曲がガツーンと入ってきて、ある種のエキゾチックさやセクシーさが入り交じった民族音楽感満メロディで雰囲気を一変させる。

後半はまたバグパイプは控えめになるものの、歌曲2曲あって引き付けられたり、小気味いいテンポの曲が入ってきて飽きさせない。

ラスト前の曲ではしっとりと聴かせてきて、ラトビアの旅もそろそろ終わりかぁと思わせ、ラストの曲でフィナーレを迎える。

これで税込990円(無印良品週間だったから税込891円!)とか安すぎる!!

もはや民族音楽の布教用CDとして買い占めたいくらいです。

どの曲も結構キャッチーです。さらっと聴きやすいけど、一曲一曲個性があってボヤけていません。だから聴いていて飽きない。

一応ざっと曲目紹介したいと思います。

 

曲目と感想 

って、紹介というか私は音楽的知識ゼロなので、ただ思ったこと、感じたことです。その点ご容赦ください。

 

1.Deviņas liepiņas(9本の菩提樹)

今まで聴いた民族音楽の曲のなかで一番可愛いと思った曲。バグパイプ、バイオリン、フルートのハーモニーが美しい。笛、弦曲。

 

2.Valsis(ワルツ)

これもとても可愛い曲。同じく笛、弦曲。1と雰囲気似ているけど、よりほのぼの。牧歌的。フルートの素朴なコロコロした音色が優しくて可愛い。バイオリンは優雅で優しい。バグパイプ控えめだけど、いい味出している。こちらもハーモニーが美しい。この曲でワルツ踊ったらさぞかし可愛らしい光景だろうな。

 

3.Gula meitīna (少女の眠り)

歌曲。優しく穏やかな子守唄のような曲。合間合間に入ってくる笛のメロディも美しい。Kokleの音色が心地よい。どんな夢を見ているのだろうか。きっとものすごく優しい良い夢を見ているはず。

 

4.Jāņu diēna, svēta diena(真夏の日、聖なる日)

前3曲とは異なる雰囲気の曲。

聖なる日がどのような意味合いかはわからないが、やはりどこか厳粛な雰囲気がある。でも優しさも感じさせる、弦中心の曲。弦の、背筋がまっすぐなる様な感じが曲にあっている。Kokleの音が神秘的で印象的。地味ながら味わいのあるスルメ曲。

 

5.Māte mani(お母さん)

出だしで笑った。低音のリズムがものすごく力強い。予想に反してたくましいお母さんだ。でもそれだけでなくて、お母さんの優しさ、キュートさ、包容力も表現されていて、何だか泣きたくなる。ラトビアのお母さんもいいお母さんなんだろうなぁ。

フルートが主に主旋律だけど、バグパイプのパートがすごく良い。胸にジーンと来る。そして曲を通して弦が控えめながらも良いメロディを奏でて曲をまとめている。Kokleいいんだよなぁ。さりげないんだけど。

低音の力強さが曲を特徴付けていていい感じ。名曲。

 

6.Tec saulīte(太陽と散歩)

これぞバグパイプ!!キタ━(゚∀゚)━!!って感じ。最高。バグパイプ的王道の曲調だと思う。バグパイプのエキゾチックさと独特な色気は慣れるとクセになります。媚びない感じがカッコいい。今までの空気をいい意味で一変させてくれる曲。

パーカス、ベースがオシャレ。

 

7.Garais dancis(ロングダンス)

バグパイプ曲。シンプルな構成の曲。

ちょっとアイリッシュケルトを思い出した。派手さはないけど、いい繋ぎ曲。

 

8.Sūr rinda(長い列)

歌曲。曲名が気になる。何の列なのか?でもものすごく明るくウキウキ楽しそうだから、長い列の先には楽しいこと、うれしいことが待っているんだろうな。また時間があったら、歌詞訳そうかな。

前2曲がバグパイプ中心で人を選ぶ感じだったが、軽快なリズムの歌で明るくキャッチーな、聴く人を楽しい気分にさせてくれる曲。弦が華やかで楽しい。バイオリンの間奏とかすっごい楽しい。Kokleがこの曲でもさりげなくいいんだよなぁ。アコーディオンの音色もステキ。すごく耳に残る。にぎやかな曲なので、店頭で意識して耳にしたことがある方も多いかもしれません。

 

9.Gulēja saulīte(眠れる太陽)

一転落ち着いた曲。低めの笛の音が印象的。笛、弦曲。地味だけど、味わい深いしっとりとしたいい曲。安らぐ。これは太陽も良く寝られるね。

 

10.Caur sidraba birzi(銀色の林の中)

トライアングル的な音が銀色感(?)を出している。ベタに雪が降った林の意でいいのかな?

Kokleの音色が効いた、これも穏やかな可愛らしい曲だけど、所々ガツーンと来るのでちょっと心臓に悪い。でもいい曲。弦曲。

 

11.Ai galdeņi(ああ、机)

歌曲。曲名が気になるその2。机がどうしたのかは分からないけど、日常のきっと些細であろうことも音楽にしてしまうラトビアの人って、可愛くてステキだな。しかしこういうのはラトビアに限らず民族音楽あるあるだったりする。民族音楽って、やはり昔から生活に根付いた音楽なんだな。

歌の早口感が小気味良くて爽快。

歌と一緒に奏でられているアコーディオンのメロディやパーカスの細かいリズムがオシャレ。とにかく軽快。

 

12.Apaļais mēness(丸い月)

弦の可愛らしい優しい旋律と、低い笛の音が美しい、しっとり聴かせてくる曲。心地よく眠たくなってくる。バイオリンのメロディも安心させてくれる音色でいいね。

 

13.Aijā žūžū(子守唄)

子守唄とは思えない楽しい曲。

一通りラトビアをめぐってきたフィナーレの曲。なんか大団円って感じ。

 

改めてCDの感想と、他の無印BGMの話

くどいようですが実に良いです。このCDの何が良いって、それぞれの曲も良いのですが、アルバムの中にストーリーがある。起承転結がある。その点が一番かなと思います。何だかラトビアを旅している気分になるんですよね。

朝ラトビアに到着して、ラトビアの人々の生活を覗き見していたら肝っ玉かぁちゃんに会ったり(5曲目)、賑やかなバグパイプの演奏に遭遇する(6、7曲目)。そしてまたラトビアの空気を味わいつつ時には現地の人と一緒に長い列に並んでみたり(8曲目)。そのうち日がくれて眠りについて(12曲目)、朝が来てまたラトビアの人々の生活が始まると同時に自分は旅立つ(13曲目)。

聴き終わると旅から帰ってきた気分になって、終わっちゃったかぁ~また聴きたいな(行きたいな)となる。

このCDを聴く前はラトビアのことなんて全然知らなかったのに、今やすごくいってみたいです。私はこのCDのほかに無印のBGMのCDは三枚持っていますが、行きたいなと思ったのはこれがはじめてです。すごいな。

 

ちなみに私が持っているのはこの二枚です(もう一枚はジャケ買いしたものの、あまり好みではなくてほとんど聴いておらず、どれかも忘れた。実家にあるのでわからない)。

www.muji.net

www.muji.net

この二枚なら4が好きですね。アイルランド。小学生か中学生の時に買ったけど、今でもよく聴く。バグパイプがいい感じに主張してきます。ザ・ケルトって感じだけど、キレイな曲がたくさん。The Last Rose of Summer (夏の名残のばら、日本だと庭の千草)が私は超好きなので、それが入っているだけでもポイント高しです。詩が良いよねぇ。でもメロディも良いよねぇ。

7のスコットランドは個人の感想として、全部きれいなんだけど一曲一曲の個性が薄くてボヤけがちなので、途中で飽きちゃってあまり聴いていません。とはいえ何か作業しているときに流す分には耳に優しくて良いですよ。なのでなんだかんだたまに流します。

これら無印のBGMのCDは流すだけでお手軽にカフェっぽく(ってか無印っぽく)できるので、ちょっと気分転換したいときなんかにも良いです。

 

あ、このBGM23ですが、特に序盤の辺りの雰囲気が『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル 』の曲のほのぼの感に似ているなぁと思いました。これ聴いている人もマニアックだと思うけど、分かる方は参考にしてください。

CMで流れていた『カゼノネ』が好きすぎて、ゲームキューブもっていなくて未プレイなのに買った一枚。結果超当たりだった。ほのぼの可愛い音楽。 

 

 おわりに

久しぶりに買った無印BGMでしたが、すごく当たりだったので、今からでも過去のもの買い漁ろうかなと思います。ジャケ買いして失敗してから買っていなかったんだよな~。ネットストア売り切ればっかりなので、適当に行った先の無印で探そう。

無印のCDはものすごく安いし、民族音楽って言っても大分聴きやすい方なので、今まで民族音楽を意識して聴いたことない方にもおすすめです。

それに電子音ではなく伝統的な楽器を用いたナチュラルな音なので、子供の耳にも優しいし、結構癒し効果ありですよ。

こんなに上質なCDを提供してくれる無印様に感謝感謝な訳ですが、欲をいうと東南アジアとか中央アジアや、南太平洋辺りも出してほしいなぁ。あとは南米のフォルクローレとか。ガムランとかホーミー聴きたいわ。でも無印のオシャレ路線とは違うんだろうな。期待しないでおこう。

いや~好きなものについて書きなぐるって自己満でしかないけど良いですね。全くまとまっていないけど、まとめるエネルギーはないので諦めます。すみません。

気が向いたらこのCDの曲の歌詞の意味とか、曲名について調べようかな。理解が深まりそう。

 

最後まで見た方いるのか謎ですが、もしおられましたら付き合っていただき本当にありがとうございました!

次は普通の記事です(笑)

 

※前回の『荷物の量で広げられるボストンバッグ』もよろしければご覧ください。

www.fu-ririshihaori.com