※別のところで書いていた読書記録を転載。
実際に読んだのは2023年3月8日くらい。
『東南アジア式「まあいっか」で楽に生きる本』野本響子
〈「寛容と合理性」が社会を豊かにする〉
「お互いに文句を言うこともあるけれど、結局この国は三民族と少数民族がいて成り立っている。民族の性格が違うので、それぞれに異なる分担ができ、結局は全員で仕事した方が効率が良い。だから、コミュニケーションがとても大事なんだよね。」
〈何か「こと」が起きたとしても、責められたり、怒られたりしない。多民族国家のため、「正義」の数が一つではなく、「良い」「悪い」を簡単には断定できないのです。〉
「理解はできないけど、そのままに放っておく。口を出さない。」
〈Mind your own business(自分のことに集中せよ)〉
タイトルの感じからゆるい雰囲気の本かと思いきや、学術的というか新書チックな文章だった。
問題の背景の分析とか。結構硬い文。
東南アジアの空気を感じたかったので、やや残念。
というか結構残念。本としては真摯だと思う。
ゆるさを期待していたため、日本社会のしんどい面を列挙している箇所は読んでてズーンと気が沈んだ。
東南アジアの柔軟というか(いい意味で)ゆるい思考紹介というよりは、日本社会の良くない点の記載が多くて、あんまりメンタルに良くなかったなぁ。
ビジネスについてもすごく書いてあるし、仕事でマレーシアに行く人にいいんだと思う。
うーん。ただただ私の選択ミス。
あ、とりあえず我が家は多民族国家であると思うことにしよう。
あと、東南アジアのゆるさは欧州でもみられるらしい。
▼こんな感じの本かな~と思ったら違ったなぁ。
▼こんなかんじかなぁ~とか。