※別のところで書いていた読書記録を転載。
実際に読んだのは2022年8月8日くらい。
『夏の体温』瀬尾まいこ
もらったスイカと。笑
完全に表紙買い。好きな人には好きにはたまらない。かーわーいーいーーーー
表題作『夏の体温』と、『魅惑の極悪人ファイル』『花曇りの向こう』の計3作が収録。どれも良き。
瀬尾作品は何冊が読んでいるけど、今のところこれが一番好き!
『夏の体温』
経過観察で入院中の瑛介(小3)が、検査入院でやってきた同じ小3の壮太と短い期間を一緒に過ごす話。
瑛介の、思いがけず長引く入院生活の鬱々感がリアル。すごく伝わる。そりゃ辛いよなぁ。
だから壮太と交流を重ねて行く様子にこちらもワクワクするし、いずれ別れると思うと瑛介と同じく気が沈む。
ラストはとても爽やか&小学生らしい感じで可愛かった。友情が眩しすぎる。
『魅惑の極悪人ファイル』
女子大生作家が次回作のため、大学内で極悪人と言われる男子学生を取材する話。
ただただ二人のやり取りが面白い。声出して笑った。
起承転結の転がちょっと意外だった。何となく。
二人とも可愛いいいやつ!
『花曇りの向こう』
中学校入学と同時に転校することになった子が主人公。知り合い0からの中学生活。
上2作品に比べると静かな作品だけど、じんわり良かった。
そうそう、友情ってそうやって静かに始まることもあるよねー。
と思い出す遠い昔。はぁ。
『夏の体温』とある通り作中夏の描写が多くあるので、今後も夏になったら読み返したい一冊。