※別のところで書いていた読書記録を転載。
実際に読んだのは2022年11月8日くらい。
『繊細ミニマリストのゆるっと気持ちいい暮らし』LuLu
【繊細な気質の例】
・電車で隣に座った人の腕が体に触れると気になる
・ミスが怖く、何度確認しても不安が拭えない
・時間に追われると強いストレスを感じる
・ふだんからすぐ疲れてしまうので、やるべきことが満足にこなせない
・物事全般を深刻にとらえてしまう傾向にある
・完璧主義
・些細なことで感情が乱れやすい
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【繊細な気質とミニマリスト的な暮らし方の相性は抜群】
・「ものを減らす」ことで「無駄にエネルギーを使って消耗する」ことが自然となくなる
・「ミニマル化の波及」…ものを減らすと「思考」「行動」「自分自身の外見や内面」といった、もの以外の「自分を取り巻くあらゆる要素」も整えたくなる
→次第に「自分軸」ができあがる、自分自身が整う
・「心の余裕」と「時間の余裕」の2つの優先順位を高めて日々の生活を送っていくことが、生きづらさの解消につながる
・自分の感情と向き合い、余裕を失う原因となっていることを明確にし、具体的に改善策を考えて実行する
・「余裕」は巡り巡ってすべてのことをうまくいかせるための「潤滑油」
・「生活をテンプレ化」して体力温存。暮らしのルーティンで無駄に考えたり悩んだりする労力がカットできる
・体力温存のため予定は減らす
・繊細な気質を持っていると、なおさら時間もキャパも限られている。優先順位や、「切り捨てる」判断も
・感情ログで自分を把握する
・自分が特に敏感な「五感」への刺激対策を用意する(音なら耳栓など)
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【ほっと安心できる「部屋」のつくり方】
・「刺激を減らす」のが大事
「ものの数を減らす」「家具は極力一つの系統で揃える」「部屋全体を2〜3しょくで固める」「色調自体も控えめなものを選ぶ」などの工夫を
・派手な色味やデザインは、クッションカバーやマグなど小物で
・「汚れや傷みが気になる」、「使い心地が悪い」というのは、機能上は問題がなくても、それを使っている間中、自己肯定感や「意識」が下がり続ける感覚があったりして気持ちのいいのもではない
・生活動線に合わせてものの置き場所を決めるとスムーズになる
・収納グッズはあてにせず「基本はすべて直置きにする」。収納グッズによってもの自体の量が増えるのは本末転倒
・「使ったものを元に戻す」、「定期的な掃除」を「習慣化」
・日常生活を送る中で「めんどくさいな…」と感じた行動の簡略化プランを考える
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【ストレスがなくなる「生活習慣」のつくり方】
・一回あたりの負担が少なく済むようにする
・各曜日の仕事の割り振りは、自分のメンタルの状態を予測しながら決める
・「朝と夜のルーティン」効果
毎日同じ流れで同じことをするので行動が効率化・洗練化される
→最小限のエネルギーで生活を整えることができる
・その行動によってかかる労力やストレスを、お金に換算して考える
・身体やコンディションといった「自分の土台部分」をできる限りベストな状態に保っておくことができれば、今よりもっと手間や労力を節約して、より身軽に生活することができるようになる
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【ミニマルな「人間関係」の築き方】
・人と会うときは「消耗しないライン」の範囲内にする
・時間や場所など、人と会うときの「自分にとってベストな条件」を決めておく
・イライラしたときは「音楽や写真など、好きなコンテンツに触れて気分転換をする」
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【「一人時間」の過ごし方】
・コーピングリストを考える
・少しでも心惹かれるものがあれば、それが自分の「推し」になる
・「安さ」より「ときめき」重視。視界に入るものは胸がきゅんとするものを選ぶ
・うまくいかない日は「ガス抜きday」にする。行動を簡略化。心の赴くまま自由に過ごす。
繊細さん×ミニマリズムな本。
結局のところ言っていることは今までに様々なミニマリストの方々が言っていることと同じなんだけど(特にモノ選びや部屋づくり)、
「〜だから」などの理由部分に、繊細さんならではの悩み&気質を絡めているので、同じ結論でも新しい観点で腑に落ちる感じが良かった。
生活習慣や人間関係の章は、ちょうど私も意識したり実践したりしていることも多かったので、「これでいいんだ」と背中を押してもらった感じでこれまた良かった。
サクッと読める文章量だけど、ポイントは幅広くしっかりおさえてある良本。
しかし筆者の繊細気質全部にものすごく共感できた私は、やっぱり繊細さんかぁ~
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