※別のところで書いていた読書記録を転載。
実際に読んだのは2022年10月30日くらい。
『繊細さんが「自分のまま」で生きる本』武田友紀
〈繊細さんは感じる力が強く、小さなズレや自分の中の違和感をなぁなぁにすることができません。違和感を抑え込むとつらくなってきますから、自分の本音を大切にしていきましょう。〉
〈「ありのままの自分で大丈夫」という安心感が少ないと、他者から評価されたい気持ちが大きくなり、無理をしがちです。〉
〈問題の本質は、爆発そのものではありません。自分でも気づけないままに、耐えきれなくなるまで我慢していることが、問題なのです。〉
〈無理が続く時や気を張っている時は、生き抜くための自分が頑張っています。「私はもう、守ってもらわなくても大丈夫。なんとかなるよ、ぼちぼちやっていこうよ」と伝えて、安心させてあげましょう。生き抜くための自分が安心すると、力みがとれて、すーっと進めるようになりますよ。〉
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・日々の感想を、この人になら言っても大丈夫と思える相手に、そのままぽろっと話してみる
→心がふわ~っと軽くなる
→「本音を言えた」経験で人間への信頼感が蓄積され、話せる相手が増えていく
・日々の雑事は「まぁいいか」「とりあえず」「なんとかなるさ」で乗り切る
→ものごとと距離をとることで、落ち着いて対処できるようになる
・行き詰まりは「どこかで無理をしている」「行き方を変える時期」というサイン
・疲れている、肌荒れが続いているなど体に変化があれば、「ストレスがかかっているのかな」「何かが嫌なのかも?」と振り返る。そして自分の時間を作って休む
・ふとした心の呟きをそのまま受け止める。「休みたい」と思ったら「そうだよね、休みたいよね」
・理由が何であれ、「ひとりでいたい」と思ったらひとりで過ごしていい
・自分を肯定すると、人や社会に対する怖れが減り、雰囲気が柔らかくなる
・幸せは、穏やかな時間にふと湧いてくるあたたかい気持ちそのもののことであり、効率やスピードの中にはない
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・「頭」…理性の場。なんでもコントロールしたがる傾向。「〜すべき」「〜してはいけない」
・「心」…感情や欲求、感覚(直観)の場。「今・ここ」に焦点をあてて「〜したい」「〜したくない」「好き」「嫌い」【本音】
「心」と「身体」は一心同体につながっていて、頭が心に対してフタをしてしまうと、頭に聞き入れられなかった心の声が症状として身体に表れる。
「本音」の奥には「本当の望み」が眠っている。思い切って本音を受け止めることで、心の底から望んでいることがみえてくる。
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①心を守る
ストレス源から心理的に距離をとり、心と体を休ませ、心の中に新しいものが入るだけのゆとりを作る
・思い切ってたっぷり休む
(休めなければ、全力でやりすぎない、頼めることは人に頼むなど少しでも余裕を作る)
・心を閉ざしてもいい
・生きる速度をゆっくりに
・自分のペースで
→休んで心身にエネルギーが充分にたまれば、自然と休むのに飽きるし意欲が湧く
②本来の自分を育てる
自分のペースで「なんだかいいな」と思うことをやってみて、本音と感性を育てる
・「将来のために」「役に立つ」ではなく、純粋に「なんだかいいな」「楽しそう」なものを
・小さなことから、やりたいことをやる
→「もっと自分のために生きていいんだ」と思えてくる
繊細さんへの優しい処方箋的な本。
序盤は先に読んだ「繊細さん」の本とほとんど同じだった(一部文章もそのまま)から失敗したか?と思ったけど、その後は先の本とは異なる観点、表現でよかった。
そして不覚にも泣いた。疲れてるわ…。
先の本は職場やそれに類する人間関係絡みの話が多かったので、特に働いていない人々にはこちらの本のほうが癒やされるやも。人というか属性を選ばない。
無職の子育て主婦には、この本の方が効いた。
今週休み多いし休むぞ…絶対休むぞ…!
▼最初に読んだHSPの本。働いている人はこちらがおすすめ。