※別のところで書いていた読書記録を転載。
実際に読んだのは2022年8月9日くらい。
『カフーを待ちわびて』原田マハ
「嫁に来ないか」と絵馬に書いた明青のもとに、「絵馬の言葉が本当なら、お嫁さんにしてください」と美しい女性、幸がやってきて…という話。
舞台が沖縄の小さな島&描写がうまいので、読んでると青い空、青い海、白い砂浜がすごく目に浮かぶ。
家にいながら気分は沖縄。
ユタなど沖縄独自の文化や風習も話の中に自然な形でさらっと配置されてるので、戸惑うことなくすんなり読める。
明青の、過去に色々経験しながらも穏やかな人柄が良かった。
幸も嫌なところがない魅力的な女性で良き。
その他の人物も致命的に嫌な人はいない(行動理由に納得・共感ができる)ので、気持ちよく頁が進む。
幸の正体はまぁ予想通りだったけど、いやぁ切なくていいわー。こういう話好き。
また夏に読もう。7月ぐらい。