こんにちは。気が向いたときに育児雑誌を購読している、「あきらめる子」なフーです。
去年のものですが、『PHPのびのび子育て2018年9月号~「あきらめない子」の育て方~』について、処分する前にメモして内容を残しておこうと思います。
よろしければお付き合いください(^^)/
「あきらめない子」に育てる!
勉強や運動はもちろん、社会に出てからも必要で、もはや生きていく上でとても大切な力があきらめない力。
どんな場面においてもきっと役に立つその力について、どう育てていくかを見ていきます。
あきらめない力があると
●持続性、責任感がつく
●人に流されない根気強さがある
●主体的に取り組めるので、記憶力が良い
●自分の力でやり遂げるため自信が持て、社会への適応力がつく
●失敗を恐れることなく、どんな状況も乗り越えられる
精神的強さの源と言ったところですね。私自身がダメダメなので、我が子には是非とも「あきらめない力」をつけてほしいなぁと思います。
あきらめない、やりぬく力をつける5ヵ条
1. 生活リズムを整える
生活のリズムを整えることで心身も整う。
特に睡眠時間の確保が大事。子どもの脳の健全な活動を促すためには、遅くとも午後8時には入眠させる(睡眠時間が短いと成長ホルモンの分泌が期待できなくなる)。
2. 遊びを十分にさせる
「遊びは学び」。五感を使った遊びによって、子どもの好奇心は強化され、あきらめない力に繋がる。
好奇心→あきらめない力。
ちなみに親と1対1の会話(言葉を使った遊び)で左脳が刺激でき、また社会性を学ばせることができるので情緒が安定する。身体の触れ合う遊びや手先を使った遊びを楽しむと、物事に集中する力がつく。
3. 子どもを勇気づける
子どものの気持ちを尊重した言葉がけをする。それによって、安心感や信頼感が芽生える→自信と意欲が生まれる。
この積み重ねで、あきらめない忍耐力や持続性を持てるようになる。
4. 子どもを信頼する
子どもの行動へ口出し、しつけの強要、指示、命令などを過度にすると、子どもはストレスを感じる。ストレスは視床下部からの成長ホルモンの分泌を阻害するので、結果、脳と身体の発達を損ねてしまう。
また子どもの心の観点で言うと、「ダメ」「やめなさい」などの言葉によって、子どもは自分の行動に自信を持てなくなり、さらに自信を無くすことで「どうせダメだ」と悪い結果を予想して、好奇心すらなくなってしまう。
子どもの行動が危険でない限りは見守り、信頼する。
5. 安心安全な家庭である
身体的精神的に安心安全な場所であることによって、子どもは遊びに集中できる。
ちなみに一つの遊びだけに集中するのではなく、好きなことを見いだすためにさまざまな遊びをするのが大事。快刺激であればドーパミン(神経伝達物質)が活発になり、脳を覚醒・刺激させ、創造性などの精神活動を促す。
親がサポートするときの4つの心得
1. 受け止める
まず何よりも大事なのは、叱ったり励ましたりする前に「言い訳をさせること」。
言い訳にこそ子どもの不安や本心が隠されているので、それを聞いて受け止めるだけでも子どもは安心できる。上手く言葉にできないようであれば代弁するが、できるだけ気持ちを言葉にするトレーニングをしていく。
2. 目標を共有する
何のためにやっているのか、その先に何があるのかを一緒に考え、共有する。目標設定の際には親の意見はほどほどに子どもの意見を大事にする。
3. 子どもをよく観察する
積極的な声がけが良いのか、見守るだけが良いのか、適切なサポートというのは子どもによって異なるため観察し見極める。
4. 長い目で見る
今だけを切り取って一喜一憂するのではなく、「いつかできるようになるさ」とどーんと構える。
親が言いがちなNGワード
ケースバイケースとはいえ、あまり何も考えずに勢いだけで言ってしまうと逆効果なこともあるよ、と。その逆効果パターンについて解説。
「失敗しても良いからやってみて!」
→子どもの「完璧にやりたい」という思いを頭から否定することになるので、心に届かない。
「できるできる!」
→心が不安定になっている子に闇雲にポジティブワードを言ったところで、やる気を削ぐだけ。
「気にしない気にしない!」
→子どもが不安がっていることを勝手に無いことにするのは無理がある。決めつけはNG。
3・7・10歳の脳の状態や接し方のコツ
脳科学的に
0~3歳:脳神経細胞が爆発的に増える時期。
4~7歳:脳細胞の選り分けを行いつつ、細胞同士をつないで脳内に情報伝達ネットワークを作り始める時期。
10歳頃:大人とほぼ同じ脳。
よって、選り分けが行われるまでが特に重要。それまでによい細胞を残す。
また、脳の中の注目すべき場所が「自己報酬神経群」。自分でやり遂げた喜びや嬉しさを感じると活発に働き、「やる気」「意欲」を作り出す。「好き」「面白い」といった感情でもよく機能するため、子どもがポジティブにとらえられるようにフォローしていくのが大事。
<3歳>
子どもと一緒に遊び、家庭の秩序やルールを学ぶ時期。
子どもを信頼、尊敬し、一貫した態度で接することで、安心感、安全感など肯定的感情を育てる。
<7歳>
学校で社会のルールや協力を学ぶ時期。
学校生活でさまざまな体験をしてくるので、親は子どもの良き聞き役に徹する。判断は子どもに任せつつも勇気づけてあげることで、子どもが自信やあきらめない力を持てるようフォローする。
<10歳>
思春期に入る時期。大人の考え方や目標を持てるように。
子どもの目標に対する批判、評価は控え、目標達成を応援することで、やる気や持続性を引き出せる。
子どものタイプ別の接し方
<自信満々タイプ>
自分に自信があり視野が狭くなりがち。
→「ここは大丈夫?」と他の視点に気付かせる声かけをすることでさらに伸びる。
<コツコツタイプ>
自己主張は少なく、困難に直面すると自分で抱えて立ち止まりがち。
→「どうしたの?」などの気にかける声かけやアドバイスなど、やんわり背中を押しつつ見守る。
<移り気タイプ>
他に気になるものを見つけると、途中で投げ出しがち。
→子どもがなにか始めたら「全部できたらすごいね」など今やっていることを推し進め集中させる声かけをする。
<消極的タイプ>
自信がなくなかなか挑戦しないのに加え、ちょっとでも上手くいかないとへこたれぎみ。
→「やったこと無いから不安だよね」と寄り添い安心できる言葉がけをし、励ましつつ取り組ませる。
「親子遊び」で脳を鍛える!
楽しく夢中に自由に考え動くことで五感はフルに働き、脳(前頭葉)が刺激される。前頭葉は「集中力」「工夫する力」の源。これをとにかく刺激する遊びを。
○親や人とのふれあい
×コミュニケーションが成立しないテレビ、スマホ
ただし、テレビ等であっても子どもとコミュニケーションをとりながらであれば多少はOK。
おすすめの遊び10選
1. 手遊びうた
2. 旗揚げゲーム
3.くすぐり鬼(逃げる子どもにこちょこちょする)
4.古紙で遊ぶ
5.しりとり
6.読み聞かせプラスアルファ(わざと内容を変えたり)
7.トランプ・かるた
8.バランスゲーム
9.パズル
10.創造力ゲーム (お題をジェスチャーやお絵描きで当ててもらう)
大人が変に教えることはせず、集中して工夫して遊んでいる姿を見せるのが重要。子どもがその様子をじっと見ることで、自分も同じ動きをしているかのような神経細胞の興奮が見られる(ミラーニューロン)。
どの遊びにしても、予測させたり考えさせたりさせて頭を使わせるのがポイント。
できれば複数人でやったほうが、子どもがさまざまなパターンを見ることができるのでより刺激になる。家族みんなで遊ぶのが好ましい。
なお、これらは大人の認知症予防にもなる。
叱られる力も重要
しかられたり注意されたりする経験がないと、ちょっとしたことでも落ち込んだり、キレ易くなる。感情的に行動しやすくなる。そしてこれは挫折に繋がりやすい。
今の時代、先生たちは厳しくしつけることが難しいため、親が叱ってあげる他無い。
ネガティブな状況や厳しさへの耐性をつけてあげるため、適切なときに適切な方法で叱るのが大事。
叱るための3つの心得
1. どうしてしかられたのかを考えさせる
2. 日頃から全力で向き合う
3. 子どもを心から信じる
ただ叱るだけでは子どもは何がいけなかったのか明確には分からないため、声かけをしてでも考えさせる。それによって、改善に繋がる。
日頃から全力で向き合い心から子どもを信じ心を通じ合わせていれば、思いはきっと伝わり、前へ進める。
まとめ
個人的に大事だなと思ったこと3点ピックアップ!
●子どもの気持ちを100%受けとめ否定せず寄り添う。
●さまざまな遊びを通じて刺激を与える
●叱られることへの耐性をつけるため適切に叱る
育児論あるあるで、基本的なところだよなーと思いつつ、でもやっぱりこれらの確実な実践が難しいわけで、たまに記事を読み返しては気を付けたいと思います。
とりあえず手遊びうたで脳を鍛えようかな♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。