※別のところで書いていた読書記録を転載。
実際に読んだのは2022年9月17日くらい。
『「自分らしさ」はいらない』松浦弥太郎
〈つまるところ、自分らしさとは、結果論です。〉
〈いつしか似合わなくなったいつかの「自分らしさ」を捨て、今の自分がよいと信じたものを選ぶ。そうすることで、新しい自分らしさができていきます。〉
〈自分をゼロにするという、新しい自己否定。プラスもマイナスもなく、空気のように水のように無色透明だから、それだけいろいろなものが見える。ゼロの自分になれば、知識も情報もプライドもないから、頭で考えることはできなくなり、おのずと心で考えることになる。〉
〈自分らしさを捨てると、空気のようにその場に溶け込める。〉
〈自分について思いを巡らせ、心を内向きに働かせても、自己愛が膨らむだけです。そこに喜びがあったとしても、自己満足という小さなものです。〉
〈(前略)心を外に向かって働きかけていくことで人とつながれば、相手が感動してくれます。感動し、相手も心で考えるようになります。するとそこから生まれた何かが、いずれ自分に返ってきますし、世の中全体を少しよくしてくれます。〉
〈「少なくとも人に対しては、マルと三角だけで生きていく」〉
〈(前略)心をつかうとは尽くすことだと気づかされます〉
無色透明な〜このMy mind〜
譲らない〜♪
COLORLESS即想起した私は大知識人。
『無色透明』の単語見て (*´Д`)ハァハァ しちゃったよ。
COLORLESSって本当いい歌詞だよねぇ。
ーーーーーーーーーー
閑話休題。
『自分らしさは結果論』というのが単純明快によかった。確かに〜。この本の金言です。
物事のスタート地点で『自分らしさ』に囚われていたら、こんがらがって終了するだけですな。
『自分について思いを巡らせ〜』は耳(?)が痛い。完全私w自己肯定感は揺らぎやすいくせに自己愛は結構あるw(我ながら面倒くさいな)
思い巡らせ過ぎな自覚あるわ…。だからか。
他人への愛情が…そんなないんです…。
というか…他人を信用できないんです…。
でもでも外に向けたほうが良いんですね!善処します。
なんだか、最初こそ『自分らしさ』という言葉が中心だったけど、全体で見ると『心で考える』『心を動かす』という言葉の方が多かった。
多かったというか、常にそれについての話。
そんななので、『心で考える』ってタイトルの方が全体的な内容に合ってると思う(それじゃあまり売れんだろうけど)。
『自分らしさ〜』のタイトルは奇をてらったというか、キャッチーさを取ったというか、マーケティング的にそうした感が少々否めない。
ちょっとだけ肩透かしを食らった気分。
もちろんどっちも繋がっているんだけどさ。
自分らしさは後からついてくるから、様々な場面で成功・成長・発見したければゼロベースで心で考えて心で動け(遂行のためには効果的に頭も使え)って話なんだけどさ。
言葉の出てくる頻度があまりに違いすぎて🤣🤣🤣
まぁいいや。
私は頭で考えてばっかりで心はあんまり使えてないな〜
頭でせかせか処理せず、少し立ち止まって心で考えてみよう。
見え方や方法が変わって色々改善できるやも!
ーーーーーーーーーー
ただね、えとね、小声で言うとね、松浦さんの本は2冊目なんだけどね、どうもほんの少し、しっくりこないというか、もどかしいというかね、
仰ることは真っ当なんだけどね、結論も異論はないんだけどね、どこかの何かが私の感覚とは噛み合わない気がするんだよね。
なんだろ??例え?表現?結論へのもっていき方?優しそうな語り口だけどたまに結構厳しいというかキツいこと言うところ?自分にも他人にも厳しそうというかストイックというか…な感じがチラチラ窺えるというか…。ユルさはあまり無いよな…。
リアル社会でもよくある、「あの人凄いし良い人だけど、なんか合わないというか苦手というか…。いや、本当いい人だと思うんだけどね」みたいな感じ…。
この本、ホッと一息つける本かなと思ったら、意外としんどかった🤣🤣
少なくとも、疲れているときに癒やしを求めて読む本ではなかった…。
松浦さんの本、色々気になるタイトルのあるんだけどなぁ。
ヘタレにはしんどいかもしれないよなぁ。