※別のところで書いていた読書記録を転載。
実際に読んだのは2022年9月19日くらい。
『マイ仏教』みうらじゅん
〈人間はどうしても良いことを思いつくと、人に伝えたくなってしまいます。自分のことをわかってほしい、自分のことを褒めてほしいという執着が出てしまいます。お釈迦さんが、それは煩悩であると一刀両断しているにも関わらず、どうしても「自分」というものが出てきてしまう、「青春ノイローゼ」の時期でした。〉
〈諸法無我というのは、いかなるものにも実体はない、というお釈迦さんの尊い教えのひとつです。あらゆるものは一時的な状態に過ぎず、永久不変のものはこの世に存在しない。それは「無我」とあるように、当然「そう考える自分自身にも実体はない」ということです。ヨーロッパでは「我思う。故に我あり」という有名なフレーズがりますが、仏教では「そう思う我も無い」と考えるのです。〉
〈仏教では、「無我」つまり「本当の自分」なんてものはない、ということを二千五百年前から説かれているのです。〉
→「自分探し」より「自分なくし」のほうが大事
→「自分をなくす」には「憧れ=なりたい」。憧れの人を真似する。真似しきれなかった自分の中の余りの部分が「コンプレックス」であり「個性」(注:個性は「自分オリジナルのもの」の意ではない)。
〈つまり「自分らしきもの」があると思っている。そしてそれをキープしようとしている。だから変われないのです。〉
〈つまり「機嫌を取る」=「自分なくし」なのです。〉
→「【僕】滅運動」
〈自分だけの念仏を唱える〉
「不安タスティック!」
仏教については常にうっすらとした興味があるものの、そこまで知識があるわけではないのでサクッと読めそうな本を。
MJ的仏教紹介。一般的な説明に加え、かなり噛み砕いたMJ的解釈もあるので、頭に入りやすいし面白い。
かなりライトだけど、最低限の基本用語がしっかりわかりやすく載っているので、高校倫理で勉強したことのおさらいができた。
特に諸行無常は良しとして、諸法無我の理解度が微妙(というか忘れたw)だったので、分かりやすく説明されていてよかった。ありがたや。
また、地獄について、行くまでの過程、具体的にどんなところなのか、というのを予期せず予習(?!)してしまった。
いや、行きたくないんですが…www
「機嫌を取る修行(【僕】滅運動)」、とりあえずできる範囲で、ゲーム感覚でやってみようかな。相手も悪い気しないだろうし、色々円満になりそうだ。
あとは、自分だけの念仏を唱えること。きちんと声を出して。
積極的に洗脳だ୧(^ 〰 ^)୨
短時間で気楽に読めるし、基本事項のおさらいになるし、また読もう。
▼永平寺での修行体験が書かれた本。びっくりするほどバイオレンス。