※別のところで書いていた読書記録を転載。
実際に読んだのは2022年9月22日くらい。
『春琴抄』谷崎潤一郎
うわああああ
先端恐怖症にはムリムリムリ
文字見るだけでブルブルするです
本当にそのまま、二人の世界って感じのお話でした。ここまで突き抜けられるって超幸福。ひたっすら羨ましすぃー
と思ったら、解説では『ひとくみの男女の、異様な至福に慄える人生の悲劇である』とありまして、え、悲劇だったんですかと。
現実的に起きた事象だけ取り上げれば、まぁ、悲劇的なんでしょうが、精神面からみたらハッピーエンドにしか私めには思えませんでした。
もはや佐助どんは悟りの境地。もはや春琴たんいてもいなくても関係ないレベル。春琴たんは佐助どんがいてくれて、本当に幸せものだったね。
被虐やら嗜虐やら言われてるけど、そんな次元の話じゃないと思うんだけど、語彙力ないからうまく言えないや。
とりあえず読後感は、ひとくみの男女のピュアな愛の形を見せてもらったって気分。
カッポーの数だけ色んな愛の形(クサッ)あるよねと。
ーーーーーーーーーー
憫殺(びんさつ)…とるに足らないものを、あわれみをこめて無視すること。
春水の湧き出ずる…こころがおだやかに、なごむことの比喩。