※別のところで書いていた読書記録を転載。
実際に読んだのは2022年8月18日くらい。
『阪急電車』有川浩
昔映画館で観たけど本読んでなかったな〜
とふと思って購入。
中谷美紀がそれはそれは美しかったことしか覚えていなかったので、はじめましての物語レベルで楽しめた(笑)。
久しぶりの有川作品だったけど、どのパートも人物が魅力的で面白かった。
ベタ甘で恥ずかしくなるとこがちょいちょいあるのは、有川作品のお約束ですね。うはー懐かしい。
有川作品は地の文がなんか特徴的というか好きなんだよな〜
人物の心情も風景も状況もキッパリハッキリ書いてあってテンポがいい。
中でも人物の心中描写が好き。キッパリハッキリだけどあっさりではなくしっかり表されていて、親近感がむくむく湧き上がるし、すぐ感情移入してしまう。
この本だと特にミサの心の動きが良かった。
まぁ想像の余地が殆どないという気もしなくはないけど、テンポよく分かりやすく楽しめるというのはエンタメとして優れていると思ってる。
有川作品は映画化もアニメ化もたくさんされているから、今さら私なんかが言うまでもなく…だけどw
以上、有川作品がエンタメとして優れている理由でした(違う)。
▼夏読みたい1冊。