※別のところで書いていた読書記録を転載。
実際に読んだのは2022年11月9日くらい。
『今日も明日も「いいこと」がみつかる「繊細さん」の幸せリスト』武田友紀
繊細さんの幸せ6つ
①感じる幸せ…小さなことに気づいて楽しむのが上手
・自分のために感じたり味わったりする時間を大切にする(生産性や他者目線は気にしない)
・「疲れた」「嫌だ」といった感覚も受け入れてケアすると感じる力が伸びる
・余裕がないときは美しいものや人の優しさをうまく感じられなくなる
→「いいんだよ、大丈夫」「ぼちぼちやっていこう」と自分に声掛け
・インプットが多い分、こまめにアウトプットすると心が整う
→話す、文字に書く、絵を描くなど心身にたまった刺激や感情が外に出ればOK
・「休む」「整える」「動く」の三段階
「整える」…好きな音楽をかける、お気に入りの写真集眺める、好きな空間でぼ~っとするなど、心身整えエネルギーチャージ。
自分の好きな場所を掘り下げる。
・「いいもの」を、まわりに。ときめくものを。自分に合う環境に身を置く
・「いいもの」を増やすのに必要なのは「欲」。欲がない=自分の欲しい物がわからないから世間や他人に流される
②直感の幸せ…「自分に合うもの」が一瞬でわかる
・直感は感じる力の発展形であり、「これまでの経験を信頼する」こと
・直感は心の声でもあり、直感を大切にするとは自分の本音を大切にするということ
・直感は心と体を土台に発生する。引き出すコツは「リラックス」
・直感は検証することで磨かれる
・直感を言語化してみると自分がわかる
・本音(直感)で選び続けると、人生全体が良い方へシフトしていく。人生全体がいきいきとし、心に余裕が出てくる
③深く考える幸せ…本質的なことに目を向ける
・「自分」のことであれ「世界」のことであれ、深く考える時間は「ひとりでありながら、自分のベースで世界や人類とつながる時間」
・深く考える幸せを存分に味わうにはアウトプットが効果的。整理される。
・書くことは、自分の気持ちや考えの存在を認めていく行為
④表現の幸せ…細やかな感性が豊かな表現につながる
・本音を大切にするうちに、自分が育ち、あふれてくる。あふれたものは、最初、その人が得意とする方法で表現される
・表現を続けるうちに表現の分野が広がる
・いいものを感じ、深く味わって、表現を生み出す
・自分の好きなものや感じたことを発信することで、価値観の近い人たちにみつけられやすくなる
・表現は、自分の中でその考えを「あり」にしていく行為
⑤良心の幸せ…「自分のため」と「人のため」が重なったとき、大きな力を発揮する
・自分が「いい」と思うことをやる
・人を助けすぎなくても大丈夫
・我慢しながら「相手のために」と頑張ると、見返りが必要になる
⑥共感の幸せ…相手の気持ちを大切に受け取る
・ちょっとワガママかなと思うぐらい、まずは自分を優先することが大切
・趣味でも家事でもやりたいことをやると、心が満たされる。すると自然と、家族や周りの人に優しくできる
・「わかりあうこと」を手放すと、考え方や感覚のちがう相手ともいい関係を気づくことができる
・目標を「わかってもらう」から「情報提供」に
ーーーーーーーーーー
幸せを増やすポイント
①「成果主義から一歩外に出る」
・成果主義は、客観の世界にあるもの(自分の気持ちよりも「世間や他者がどう判断するか」という他者視点が中心)
・幸せは主観の世界にある(「きれいだなぁ」「おいしいなぁ」など自分の心で感じて完了するもの)
②「繊細さは、まずは自分の幸せのために活かす」
・感じる力が強いため「人のため」に動いて、自分が後回しになりがち
・自分が幸せになれば、周りに優しくできるし見返りを求めなくなる
ーーーーーーーーーー
〈「経験」が個人の中で深められていくと、その出来事の特異性や要素は次第に薄らいでいって、最終的に普遍性を獲得するものになる(普遍的な真実)〉
〈けれど今は誰かに必要とされることを求めるのではなく、「自分はここにいていいよ、いてほしいよ」と、自分で自分を必要とするようになったことで悩まなくなったのだと思う、と振り返っています。〉
〈「感じる」とは、対象の一部を自分の中にとりこむことであり、それはつまり「つながる」ということなのだと思います。〉
〈内面や体の感覚に意識を向け、「自分」とつながったとき、心に静かな安心が広がります。〉
〈まずは自分とつながり、その自分でまわりとつながることが、幸せを感じる土台になるのです。〉
〈繊細さは(中略)武器や道具として「使う」のではなく、「なにを感じてもいいよ。大丈夫だよ」と共に生きることで、のびのびと育っていきます。〉
こんまりやミニマリズムっぽいところもあった。環境は大事。これは真理。
自分のことわがままと思っていたけど、意外と禁欲的というか抑圧している面もあるなというのは新しい発見だった。
近年の私的な諸問題の解決への足がかりになりそう。
いつだって心から楽しく穏やかに暮らしたい。
▼働く人におすすめHSP本。
▼今働いていないよーという人はこちら。