※別のところで書いていた読書記録を転載。
実際に読んだのは2022年12月10日くらい。
『東京タワー』江國香織
一緒に暮らすことと一緒に生きることは、必ずしも同じじゃない
会っているからではなく一緒に生きているから、輝かしく幸福
何度目だ『東京タワー』。
過去にこんまり病で手放して、買い戻して〜、で数年ぶりに読んだけど
おっもしろ〜!!!
何回読んでもおっもしろ〜!!!
なんで売ったんだよ本当…。二度と売らない。
江國香織、やっぱ文章うますぎる。無駄のなさ、表現の豊かさ、的確さ、鋭さ、感動するレベル。
耕二の美点ぽく書かれているとこが透視点だとこき下ろされているのが面白い。
頻度は少ないけど逆も然り。
見方捉え方が、自分と周りとでは全然違うって当たり前のことだけど。
この話は際立って書かれているのでまーおもしろい。
別れ際の由利ちゃんのセリフとか耕二ボロボロやん(笑)
何より透と詩史の関係の空気感好きだー!ずっと読める。
詩史の大人なのに少女みたいな可愛さとか
透の危なげなとことか
透ちょっとショタ心くすぐるんだよな〜。19歳(→20歳)だけど。かわいい。
耕二サイドの話が対照的すぎるのがこれまた面白いし。
好きだな東京タワー。
もう絶対売らん。
あ。
一緒に暮らすんでなくて一緒に生きるってので、もののけのアシタカ思い出した。
「サンは森で、私はタタラ場で、ともに生きよう」だっけ?うろ覚え。
一緒に生きるってのは、物理的な問題でなくて精神的な問題なのね。
人の心というか精神って計り知れないなぁ。