※別のところで書いていた読書記録を転載。
実際に読んだのは2022年8月15日くらい。
『うつくしが丘の不幸の家』町田そのこ
「いつだって、そういう強い言葉だけが独り歩きするのよねえ」
「舌に載せるものを吟味する」(←言葉ね)
「自分がまずたくさん経験すること、そして何度となく想像を巡らすことでようやく、真実の近くまで辿り着くことができるの。」
とりあえず英題『ON THE DAY OF A NEW JOURNEY』がいいと思った。
すべての章を包括的に表してる。
信子さんは名言メーカーですね。
そんな信子さんも過去に色々あって。色々経験したからこその言葉だと思うとなかなか沁みます。あ、染みチョコ食べたい。
話の流れがちょっと都合いいなとやや冷めるところが一箇所あったけど、どの章も話が濃く読み応えあって面白かった。
第五章の真尋の心情がリアルで良かった。キレイに描かれてなくてよかった。絶ッッッ対会いたくないよ。あの場面私なら張り倒しとるかもしれんわ。
でも封筒を見たあとなら、真尋の気持ちも変わってるかもな〜。
この家のシンボルツリー、枇杷の木で話が締められたのがとても良かった。
いいお話だったけど、テンポは前に読んだ『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』のほうが個人的に良かったので、それが☆4.5としてこれは☆4って感じかな。
町田さーん!
他にもまた読みまーす!
▼初・町田そのこはこの本でした。ミスリードもあり面白かった!
▼巷で人気の青山さんを初めて読みましたが…。同じ感想の人はいるのかなあ。